2015年12月29日火曜日

山で「モチモチの木」の気分になったお話し

昨日は山に登っていました.

今回はなかなかネタが豊富です.

まず, 朝07:15に相模大野からあさぎり1号に乗りました.

座席は1号車1番A席です.




同じく07:41に秦野に到着し, 渋沢に向かいました.

バスの時間まで随分とありましたので渋沢駅のミスドでドーナッツなど食うべて(古文)

さて, 8時半頃に大倉に着き, さっそく塔ノ岳に向かいます.

大倉から塔ノ岳に向かうコースは2つあるのですが, 私はいつも「左」を利用します.

あなや!!

なんと鹿がいるではありませんか

しか(鹿)もこっちを見ています.



鹿, 我をエサとおもひてと覚う.

あなかしこ!!

というわけで15分ほど鹿の写真撮影に時間を食らわれ候

丹沢の低山帯ではクサボケ(Chaenomeles japonica)がところどころに生育しています.

これの紅葉またいと美しけり





塔ノ岳登頂までの経路にはゴヨウマツの林があり, その下にこんなものが




これはツチグリ

詳しいことはわかりませんけども.

この後, 花立山荘でおしるこ(400円)を食べました.




そしてついに雪

塔ノ岳到達寸前から雪が積もっておりました




塔ノ岳を通過して日高へ

日高を通るとかすかに雪が降りはじめました




ちょうど13:00に丹沢山に到着




ノイバラと氷




ワタクシさん

この辺りでは雪が枯れた枝だけの樹木に付着しているのですけども

加えて周囲1kmくらいには自分しかいない

さながら「モチモチの木」の気分でした





延々と続く笹原



不動ノ峰手前に生えていた馬酔木(アセビ/Pieris japonica)

丹沢ではシカによる食害が著しく, ところどころにアセビ林ないしイバラ林が形成されています.

これらの植物はさすがにシカも食べませんので



桜のようですね.

寒すぎィ



午後15:00 蛭ヶ岳着

蛭ヶ岳山荘でコーヒー(500円)を飲み

西丹沢から登ってきたという男性と交互に写真撮影をしました.

標高1672mというのは初めてかもしれません.

大倉から蛭ヶ岳までの所要時間は7時間といったところですね.

鹿と遊んだり植物写真を撮らなければ6時間で行けたでしょう.





さて蛭ヶ岳を降ります.

地蔵平へは20分ほど.

まだまだ明るい.




すぐに暗くなりましたけども.



焼山に着くころには暗黒の世界です.

5km以上の距離をLEDライトのみで歩きます.

一応遭難時のために緑色のケミカルライトはぶら下げていますが,
こちらは照明にはなり得ません.

人は皆無です.



ひょえ~



結局, 山を降りて道志に出たのは夜の18:10くらいでした.

日帰りで大倉-塔ノ岳-丹沢山-蛭ヶ岳-焼山コースは十分に可能だということが
証明できたのではないでしょうか

...しかし, そこにもうバスはありません

とりあえずコンビニで食料を買い, 店員の方に駅はどこかと問うてみました.

返答は「50分くらい行くと橋本駅があるよ」「車でだけど」というものでした

そこで交番はないかと問うてみたら意外と近くに派出所があるとのこと

とりあえず派出所に行きました.

バスはもう走っていないが5kmほど歩けば三ヶ木というところにバスターミナルがあるとのこと

5kmほど歩きました.

30分ほどでしょうか.

三ヶ木に着きました.

そしてめでたく橋本駅に行けましたよというのが今回のお話でした.

付け加えて言うと, 後半では「モチモチの木」というよりは「ポケモン」の気分でした.

遠くに街の明かりが見えるのです.























2015年12月27日日曜日

個体数の計算

生物は増殖します.

fill the earth and subdue itと聖書にあるように, 増殖するのです.

さて, ではどの程度に増殖するのでしょうか?

ここで出てくるのが年間増加率という値です.

それが1%なのか, 10%なのかについては個体によって, あるいは環境によって異なってきます.

一般に原始的な動物ほどこれの変動は激しいと言ってよいでしょう.

ここでは年間増加率が2%の生物を想定しましょう.

すなわち, 次の年には元の個体数Xに対して1.02倍の数になるわけです.

その次の年は「次の年」の個体数を1.02倍した数になるはずです.




図中に文章を埋め込んでしまいましたが, おおよそこのようなものです.

しかしまあこのような値に収まることは現実的にないでしょう.

昆虫では年間増加率が3桁ないし4桁変動することが稀ではありません.

年間増加率というものは一般に小型の動物ほど高く, 現実の年間増加率は,
あくまでも何らかの要因によって抑制された結果でしかありません.

年間増加率が抑制される要因としては

1.遺伝子の変異などに伴う戦略の変化
2.餌の減少
3.天変地異や気候
4.天敵の個体数増加

あたりが挙げられるでしょう.

余談ですが, このグラフに「数が増えるほど圧がかかるような」関数を加えるとロジスティック式になりますよ.

















2015年12月13日日曜日

公然の秘密「年度間」とは何か

最近よく国の出した統計資料を見たりしているのですが, ここでは一年が独特の期間で切られて
います.

年度, あるいは会計年度というものです.

これは英語で"fiscal year"といい, 国ごとに異なります.

世界の主流は1月始まりの年度です.

次に多いのが4月始まりで, これらはどうやら気候によって異なるようです.

さて, 日本においては「年度間」という言葉が用いられています.

検索しても出てくることはありませんが, 公然と使われている言葉です.

結論から申し上げて年度間とは年度と同じ意味であります.

すなわち平成27年度間といえば4月1日より翌年3月の末日です.

2015年12月11日金曜日

データ : 長期の大気二酸化炭素濃度一覧(No.2 : AD1590~2013)

Long-term statistical table of the CO2 concentration.
(これはふたつめ.)

README→(U・x・)U
(注意等々あるので読んでおいてね)

The older, The worse. and this is the combined statistical table.
(以下, データになりますが古い年代になればなるほど精度は下がること, また複数の報告
より合成したものであることについてはくれぐれも留意してください.)

This is data for A.D. 1585 or later.
(ここにあるのは1585年以降のデータです.)

If you need "until 1585", please click "README-RABBIT".
(全体のフィッティンググラフや1585年以前のデータがほしい方はREADMEのうさぎから飛んでください.)

Age(A.D.)[ppm]Age(A.D.)[ppm]Age(A.D.)[ppm]Age(A.D.)[ppm]
1590278.01735276.91880290.81985346.0
1595277.11740276.91885292.31986347.4
1600276.41745276.91890293.71987351.4
1605275.81750277.01895295.21988354.2
1610275.51755277.21900296.71989356.1
1615275.31760277.61905298.21990356.9
1620275.31765278.01910299.91991358.3
1625275.41770278.61915301.51992358.6
1630275.61775279.31920303.21993359.5
1635275.91780280.11925304.91994361.9
1640276.11785280.81930306.51995363.8
1645276.31790281.61935308.01996365.3
1650276.41795282.31940309.31997366.5
1655276.51800282.91945310.51998369.5
1660276.51805283.419503121999371.3
1665276.51810283.81955314.12000372.8
1670276.41815284.01960316.92001373.5
1675276.41820284.21965320.52002376.0
1680276.41825284.31970324.72003378.8
1685276.41830284.41975329.42004380.5
1690276.51835284.51976332.12005382.6
1695276.61840284.61977333.82006385.4
1700276.71845284.81978335.42007386.6
1705276.81850285.21979336.82008388.5
1710276.91855285.71980338.72009389.8
1715277.01860286.31981340.12010393.6
1720277.01865287.21982341.42011394.4
1725277.01870288.21983343.02012397.2
1730277.01875289.41984344.62013399.6
@3x92

Source :
* Historical CO2 record derived from a spline fit (75 year cutoff) of the Law Dome
DSS, DE08, and DE08-2 ice cores / Carbon Dioxide Information Analysis Center (CDIAC) / 1998
*Trends in Atmospheric Carbon Dioxide / NOAA-CMDL / 2014
*二酸化炭素濃度の観測結果 / 気象庁(JMA) / 2014






2015年12月8日火曜日

データ : 長期の大気二酸化炭素濃度一覧(No.1 : AD1010~1585)


Long-term statistical table of the CO2 concentration.
(本日は直近千年間の大気中における二酸化炭素濃度を投げてみようかと思います.)

Note that contain many obtained by indirect measurement.
(先に警告をしておきますが, これらのデータは直接的観測でないもの, すなわち南極の氷から得られた
情報を解析したりして得られたものなども含まれます.)

I lost record of correction coefficient and more.
(また近似曲線(フィッティング)の作成に用いた係数などは公開いたしません.)
(というよりも, これは以前レポートのために作ったもので, 詳細な係数などは残っていません.)

The older, The worse. and this is the combined statistical table.
(以下, データになりますが古い年代になればなるほど精度は下がること, また複数の報告
より合成したものであることについてはくれぐれも留意してください.)

Firstly uploaded data for until A.D. 1585. I will send that remaining statistical table later.
(blogの記事が長大になることは避けたいので複数回に分けて投稿します.)

...zzzzz


2015-12-11 update(更新) 1590-2013 data → (U・x・)U


Age(A.D.)[ppm]Age(A.D.)[ppm]Age(A.D.)[ppm]Age(A.D.)[ppm]
1010279.51155284.01300283.01445280.9
1015279.61160284.01305283.11450280.8
1020279.71165284.11310283.21455280.7
1025279.81170284.11315283.31460280.6
1030279.91175284.01320283.31465280.6
1035280.01180284.01325283.21470280.6
1040280.21185284.01330283.11475280.8
1045280.31190283.91335282.91480281.0
1050280.51195283.81340282.71485281.3
1055280.71200283.61345282.41490281.6
1060280.91205283.41350282.11495281.9
1065281.11210283.21355281.81500282.2
1070281.31215283.01360281.51505282.5
1075281.51220282.81365281.21510282.7
1080281.71225282.51370281.01515282.9
1085281.91230282.31375280.71520283.1
1090282.11235282.21380280.51525283.2
1095282.31240282.01385280.41530283.2
1100282.51245281.91390280.31535283.2
1105282.71250281.91395280.31540283.1
1110282.91255281.91400280.31545283.0
1115283.01260282.01405280.41550282.8
1120283.21265282.11410280.51555282.6
1125283.31270282.21415280.61560282.2
1130283.51275282.31420280.71565281.8
1135283.61280282.51425280.81570281.2
1140283.71285282.61430280.91575280.5
1145283.81290282.81435280.91580279.7
1150283.91295282.91440280.91585278.8
@3x92

Source :
* Historical CO2 record derived from a spline fit (75 year cutoff) of the Law Dome
DSS, DE08, and DE08-2 ice cores / Carbon Dioxide Information Analysis Center (CDIAC) / 1998


*Trends in Atmospheric Carbon Dioxide / NOAA-CMDL / 2014


*二酸化炭素濃度の観測結果 / 気象庁(JMA) / 2014