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2017年11月12日日曜日

折れた温度計は使えるのか....という話


どうもうさらぼです.
筋肉痛はまだまだつらいです.

今日は, この前の登山の最中に折れた温度計先輩の話をします.
折れた温度計は使えるのでしょうか?

温度計はこの記事(http://www.3x92.com/2017/11/blog-post.html)にあるもの,
今の状態は...


こんな感じに真っ二つ.
でもちゃんと温度は示しているんです.

そもそも温度計は(トリチェリの気圧計と混同する方も多いようですが)液体の膨張によるものですから毛細管が破断したところでどうってことありません.
もちろん, 今回は40℃くらいのところで破断してしまったので, 来年の夏には灯油が溢れて使い物にならなくなってしまうと思いますが.
まあ面白いので1年くらいは観察してみましょう.

2017年11月10日金曜日

2年ぶりの丹沢日帰り縦走

以前, 2015年に丹沢を日帰りで縦走するという「修行」の記事を書きました
→ http://www.3x92.com/2015/12/blog-post_29.html
そして2年が経ち, 今度は大学の友人と同じコースを行ってきました.

11月8日07:35渋沢駅着

大倉行きのバスに乗りました.
大倉まではおよそ15分です.
渋沢駅北口から大倉へ行くバスは06:48の始発から20~30分ごとに出ています.
本当は7時くらいに渋沢駅で待ち合わせだったのですが, 寝ぼけてスマホの電源を切っていたらしく, アラームが正常に動作せず寝過ごしてしまってこの時間になりました.
ほんとうに申し訳ない.

さて, 言うまでもなく丹沢を日帰りで縦走するという行為は上級者でもかなり厄介です.
(道志から登り大倉から降りるコースであれば上級者に無理なことではないが)
普通は「蛭ヶ岳山荘(35.486367,139.138922)」や「みやま山荘(35.474489,139.163121)」で一泊するので大倉から道志コースでの日帰りはありえません.
おそらく年間で10人か20人しかやっていないでしょう.

ところで今回の登山には一つの目的があります.
今回の登山では温度計を持っていき, 断熱減率がどれくらいか調べることにしました. 使う温度計は先日のあれ(http://www.3x92.com/2017/11/blog-post.html)です.

教科書によると, 標準的な乾燥断熱減率は0.98K/100m, 同じく湿潤断熱減率は0.5K/100mだそうです.
小学生にもわかるように説明すると, 標高が1km上がると気温は乾燥しているとき10℃くらい, 湿っているとき5℃くらい寒くなりますよ...ということです.
湿っていると温度が下がりにくいのは熱容量(あたたまりやすさ)などのせいです.


登り始め (09:11)



塔ノ岳へ (09:54)



塔ノ岳山頂, 1489m (11:16)
実は気温の測定結果と道中での風速から塔ノ岳山頂に留まるのは体力温存のためよくないという判断から手前の1302mにある花立山荘あたりで昼食括弧仮を取ったため, 塔ノ岳山頂は写真だけ撮ってスルーしました.

なお, 気温と断熱減率の話は最後にします.


笹原を進む (11:38)



1567m, 丹沢山着 (12:09)
ここもスルーします.
丹沢を下ると素晴らしい景色を見ることができます.
神奈川で最も美しい景色です.
2015のときは薄雪で最高でした.



なんか現代アーティストが作った盆栽みたいですね (13:04)


1672m, 蛭ヶ岳山頂, 神奈川県最高峰 (13:20)
蛭ヶ岳山荘に入るか否かという議論を行った結果, 蛭ヶ岳を風衝にして飯を食べようということになり, 蛭ヶ岳山荘には入りませんでした.
前回はカフェラテかなんかを600円くらい払って飲みました.
ハクリューさんかわいい



なんでしょう....
コンクリでしょうか?
いいえキノコです
これを発見したときは二人でめっちゃ面白い等々と言ってました (13:55)



とても美しい景色
残念ながらスマホでの撮影なので画角が狭いのですが, パノラマ写真にすればよかったかも
とにかく絶景です.
向こうに見えるのは1587mの大室山, 同姓同名の山が関東にはいくつかあります.
 (14:04)



標高が下がって暖かくなってきたのでウドンを作ろうと火をおこす準備.
着火具がないことには昨日の夜に気づきました.
しかたなく遭難時のためのレーザーと顕微鏡の対物レンズで着火を試みます.
しかし, 燃料が冷え切っているのと水性ペンのインクが完全には乾かないせいで煙しか出ません...諦めました
(14:34)



この地域の松枯れが酷いというのは講義で聞いていましたが, 想像以上です.
マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)によるものなのでしょう.
山の上ではサクラスガ(Yponomeuta sp.)による食材が酷いようです.
ここらへんで最終のバスまで結構な時間があったため, 探検しようということになり, ちょっと遊びました.
(15:13)



シベリアでもじゃっとしたヤツを見たい~という話をしていたら彼が上高地にいっぱいあるよ...などと教えてくれました.
それから数分後に彼が「そこにあるではないか」と言ったので何かと思ったらこれです.
サルオガセ Usnea sp.です
実はこのとき既に取り返しのつかない事態に突入していたのでした.
(15:25)

それからしばらく歩きました.
焼山にたどり着く頃にはフラッシュライトがないと道が見えない状態です.
最終のバスは17:47


取り返しのつかない事態.
前回と同じことになりました.
(18:15)

とりあえず三ケ木のバスセンターまで7.5kmあるので休憩のためコンビニへ
餡饅や地場産のクロイモ(里芋)を買いました.
一応私は環境系の学科に植物の研究のために入った植物には一家言ある人間ですが, クロイモという名前ははじめて聞きました.
方言なのかもしれません. そのうちどのあたりまで「クロイモ」と呼ばれているのか調べてみようと思います.
ちなみにちょっと検索したところ, この「クロイモ」は晩生(秋~収穫する)品種で葉柄は紫黒色だといいます. 九面芋(八頭, やつがしら)に類するものだともあります.
いずれにせよ後日, 大学の図書館で調べる必要があります.

コンビニに行く途中はヒッチハイクも試みました.
しかしまあ田舎なので制限速度30kmオーバーで走っていますから止まる車などありません.

まあそんな感じでしたので三ケ木まで7.5km歩くことになりました.
ちなみに私は途中で畑の側溝に足を取られました.
Google Mapでは1時間11分とのことでしたが, 50分程度でなんとか7.4kmを走破できました. 三ケ木に着いたときの安心感はもう....

そんな感じで20:59の電車で町田へと帰りました.
最後に...これは自慢なのですが, 私は牧野富太郎の植物一日一題の初版本を持っています.




ついでに今回使った地図です.
国土地理院のページをGIMPで●●●して●●....そのあと●●を●●したりしました.


これにはもし遭難して死体で見つかった際に所持品から個人が特定できるよう個人情報がQRコードで埋め込まれています. ちなみにこの 3x92.com のQRもあるので, 遭難によってアクセス数を増やすことが出来ます.

ちなみに断熱減率は....6.2K~6.1Kでした!
あくまでも簡易計測ですが, 教科書の値とさほど違わず感激です🐰
麓の湿度は77%でした.

それではまた.

2017年11月4日土曜日

温度計保護ケースを作った

先程, Googleの人工知能を使った実験のキジを書いたばかりですが, 
今度は工作のお話です.

石油ポンプの切れ端」と「鉢底ネット」と「インシュロック」で温度計の保護ケースを作りました.
温度計の保護ケースはヨドバシカメラやホームセンターで金属製の製品がよく販売されていますが, あれは不良品という感じでロクに温度計を保護してくれません.
地面に落とそうものなら温度計は粉々になってしまいます.

そこで, 水槽の水を交換するために買っておいた石油ポンプの切れ端で自作してしまおうということになりました.
来週は丹沢を縦走しますしね.

できたのがこれ.



コンクリートの地面に落としても温度計が割れることはありません.
おすすめです.

材料を正確に書くと(画像の上から)
・麻紐
・石油ポンプの切れ端
・インシュロック
・セロテープ
・[温度計]
・鉢底ネット
です.

丹沢での気温を逐次測定する際に使ってみようと思います.

2017年5月11日木曜日

水は●種類ある ー 同位体の話

水の化学式がH₂Oであることは小学生でも知っています.
では, いろんな種類の水がある...というのはどうでしょう?
中学校, あるいは(公立学校なら)高校の理科で同位体という存在を知ることになると思います.
同位体というのは陽子数が同じで中性子数が異なる原子のことを言います.

たとえば, 自然界の炭素のうち98.9%くらいは6個の陽子と6個の中性子を持っています. しかし, 0.8%そこらは6個の陽子と7個の中性子を持っています. 
これを炭素13といいます(普通の炭素は炭素12).
他にも自然界には炭素14という放射性の炭素があり, これは6個の陽子と8個の中性子を持っています.

炭素12と13は放射線を出さないので安定同位体といい, 炭素14は放射性同位体といいます.

さて, 水がH₂Oだという話をしました.
もし, 水素(H)と酸素(O)にも同位体があったらどうでしょうか?そうなると水というのは実は何種類かあることになります.

水素の同位体はおよそ7種類あります. 天然のものとしては水素1,2,3があります.
水素2は陽子1つと中性子1つを持っており, デューテリウムといいます. 水素3は陽子1つと中性子2つを持っており, トリチウムといいます. 
トリチウムは太陽から来る放射線と空気が反応してできる放射性同位体で, 毎年70000000億ベクレルほど生成されます. 実際にはもっと生成されているのですが, 水素は軽いので宇宙に逃げてしまうためこれくらいになります.

では, 酸素はどうでしょうか?
最も多いのは酸素16で, 99.76%くらいは酸素16です.
次に多いのは酸素17で, 0.038%くらいです.
3つめは酸素18です. 0.2%くらいになります.

さて, それぞれを使ってH₂Oを作ってみましょう.

#酸素(O)水素(H)
116O1H
216O2H
316O3H
417O1H
517O2H
617O3H
718O1H
818O2H
918O3H
放射性同位体
安定同位体

こんな感じに, 水は9種類あることが分かります.
なお, 地球上のどの地域でも一様に分布しているのではなく, 極地地方(南極とか北欧とかグリーンランドとか)では宇宙線が多く降り注ぐため放射性同位体が多いようです.
また, 標準的な水の沸点が99.974℃(373.114K)であるのに対してトリチウム水は101.51℃(374.65K)とすこしだけ高めになっています. このため, 大気圏内で局在化しているかもしれません.

2017年1月4日水曜日

紀伊半島巡検2016

紀伊半島に行ってきました.
2016/12/29日の朝に町田を出て, 同日夜8時頃に三重県の九鬼駅に着.
途中では亀山駅でレストラン「サツキ」でカツカレーをいただきました.

九鬼では九鬼漁港のそばのゲストハウス「おとや」に宿泊.
企業が経営するゲストハウスは初めてかもしれません.
漁村の正月祭りの準備の最中でした.

翌日は9時頃に九鬼を出て波田須へ.
アニメ「凪のあすから」の舞台です.
奥には柱状節理が見えます.




画像が非常に大きいのでみれないかも....
テキトーな合成でごめんなさい
駅を降りるとヤマブドウのようなつる性植物が目に入ります
よく見ると葉の裏まで棘があり, どうもヤマブドウではないもよう.




ヤマブドウにも棘がある種類はありますが, どちらかというとこれはバラ科のような感じ.
おそらくホウロクイチゴ(Rubus sieboldii)でしょう.
波田須にはおよそ3時間滞在しました.
本来は1時間程度の予定だったのですが, 如何せん電車がありません.

波田須を出ると次は新宮です.
新宮は和歌山県で, 中国風の建物がありました.
ここでみかんを買いました.
おそらく形が悪いという理由で弾かれたみかんを10個ほどで100円にて買いました.
味は全く悪くありません.

新宮の次は串本です.
本州最南端とのことで, いろいろなモノが駅前に置かれています.
串本でお土産を買ったのち, 特急券と乗車券を買って特急「くろしお」に乗ります.

串本の次は紀伊田辺です.
紀伊田辺のゲストハウスに泊まりました.
夕食は紀伊田辺駅前のラーメン屋です.
ここでもお土産を買ったりしました.
うつぼの干物などもあったので買ってみました.

その翌日は和歌山に行きました.
和歌山城の横で野鳥の死骸をいくつか見つけたので警察に通報したりしました.
なお保健所はやっていませんでした.

和歌山の次は大阪の堺市にある三国ヶ丘駅という駅で降りてうどんを食べたり, 「カルルス」なる菓子を買ったりしました.
遺跡をみたりもしましたね.
ポケモンGOもやりました.

あとは大垣からムーンライトながらで東京に帰るだけでした.





2016年8月7日日曜日

中華UHCフィルタを使ってみた

UHCフィルタとは, 405-500nm, 625-670nm, 760nm, 870nm, 950nm, 1.35um-1.40umを選択的に透過する光学フィルタです.
これを用いることで街の光の影響を限りなく抑え, 都市部でも鮮明に星空を撮影できるのです.
私はたまたま中国の某サイトで非常に安いものを見つけ購入することができました.

買ったのは1.25インチのもので, 分解したところガラスはφ25mmで蒸着面はおよそφ22mmでした.


水銀灯に対する効果は絶大で(後の記事[酒匂川花火]に記載あり), センサへの入射光を大幅にカットできます.

とりあえず使ってみました.
撮影は神奈川県川崎市の某所で, 光害マップでは赤色に塗られているようなところです.






さすがに天の川は見えないものの, 肉眼と比べれば圧倒的に星が見えるといえるでしょう.




今度は丹沢湖とかで撮りたいですね.

ここまでの撮影はすべて SONY NEX-6 + Canon 50mm F1.8 STMでした.
ちなみにマウントアダプタはCommlite社(中国かどっか)製の電子接点付きです.
今回のフィルタは価格こそ2600円程度でしたが到着までおよそ20日掛かりました.
同等品を日本で買いたいという方には下の商品がオススメです.

AstroStreet UHC/LPR フィルター 1.25インチ 31.7mm アメリカンサイズ 【国内正規品】

もしくは

  Zhumell SkyWatcer UHC/LPR フィルター 2インチ(50.8mm)フィルタネジ用 M48 【並行輸入品】


2016年4月3日日曜日

[改訂版]RMSマウントのstlデータ

自作バーチャルスライドのために接眼レンズを取り付けるRMSマウントのネジ切りをしたデータを作りました. mmで作ったはずですが, 単位がズレてたら修正して使ってください.
また, ネジ穴とかはテキトーに台座をblenderとかで作って貼り付けてください.

支持材はなくともプリントできるはずです.

rms (royal microscopical society) standard thread 3D CAD data

(最新版) : da Vinci1.0Aにて103%で出力すると最適との報告あり

RMS.stl(h=25mm)→ https://drive.google.com/file/d/0Bz3HGXdOZSrwd05yNy1YYldtZGs/view?usp=sharing

RMS2.stl(h=8mm)→https://drive.google.com/file/d/0Bz3HGXdOZSrwdmdoSzUyMVJIZ2M/view?usp=sharing






蛇足ではあるが, RMSマウントを採用したレンズをノギスで測定したところ, 以下のようなデータが得られた.


2016年3月13日日曜日

2016.3.11福島県楢葉町に行ってきた


震災から5年くらいでしょうか.
福島県楢葉町に行ってきました.
本当は3.11のすぐあとに行くつもりだったのですが,
常磐線が運休とあっては行くこと叶わずでありました.
当時は高校1年であったと思います.



朝の5時台に自宅を出て06:14に上野に着き, そこから常磐線で水戸に向かいました.




現在のところ常磐線は一部未開通区間があり, 竜田から向こうに鉄道で行くことは困難です.
今回はその竜田駅に向かいます.




水戸駅から1時間ちょっとで福島県の勿来(Nakoso)に着き, そこから30分でいわき駅に着きます.
いわき駅から20分ほどで車窓に「震災の爪あとらしき」景色が見えてきます.
上の画像はおそらく民家の立ち退きが進んだ場所にスーパー堤防を造成しているところではないでしょうか.
なお, 手前の茶色い群落は車窓の曇を処理する過程でひときわ目立つようになったセイタカアワダチソウ(Solidago canadensis)という外来植物で, 決して野焼きや放火のあとではありません.



竜田駅のお隣, 木戸(Kido)駅には, 城の模型がある.
この模型は木戸駅の管理をしていた国鉄OBが製作したものといい,
この近くにあった楢葉城との関係があるのだろう.
いまだに木戸駅の南側には「仲之城」という地名が残っており, まさにかの有名な「Jヴィレッジ」があるところが楢葉城の城址といわれています.



そして11:25分には竜田駅に到着, 日本テレビ放送網株式会社のひとびとがたくさんおられます.



モニタリングポストがありましたので記念撮影.
0.168uSv/hなので東京都のおよそ5倍程度でしょうか.
いずれにせよ2億年程度は寝転んでいても問題なさそうな値です.
(2億年は冗談で実際には8000年くらい)





楢葉町役場の前にあるプレハブに幾つかの店がありました.
他に営業していそうな店はありませんでしたのでとりあえずコンビニらしきところに入り,
サンマフライなるものを120円で購入.
サンマフライというのは東京ではまず見かけません.
次いで, 横にラーメンを食わせる店がありましたのでチャーシュー麺を頼む.
作業員が頻繁に出入りしている店で混んでいたため写真撮影などはせずに10分程度で去った.
味はというと汁やメンマ, チャーシューは悪く無い味であった.
ただし麺の方は粘度が高く, こちらではあまり見かけないものであって...感嘆であった.
粘度の高い面は個人的に好きじゃあないのです.




この先常磐線の未開通区間です.
2019年までには全線復旧させるとか.



井出川という川らしきものがあったので行ってみました.
阿武隈高地が源流です.
そういえば双葉町には井戸川克隆というトンデモ鼻血芸人の方がいましたね.
町の長たるものが虚偽をもって風評被害を煽るような行為は断じて許せません.
政治的な話はこれくらいにして, この川にはサケが遡上するようです.
もちろんサケの捕獲は水産資源保護法にて禁じられているためできません.



福島第二原発を見学しようと歩き続けます.
途中で放棄されたサツマイモ(Ipomoea batatas)畑らしきものがありました.
掘って食べたいところですが私有地でしょうから辞めておきました.



5kmほど歩き続けると福島第二原発の排気塔が見えてきます.
このとき, 上空からどこぞのヘリに追い掛け回されていました.
最初は警察の原子力関連施設警戒隊かと思ったのですが....
あとで写真を撮ってよく見たところ読売新聞のAS365-N3でした.
まあ普通に考えて格好といる場所は怪しいけど前科前歴もテロリストとの繋がりもないですしね.




こんな電柱が...土地の主がわからんのです
結構たくさんありましたね
いらない土地があるならぼくにくれ



汚染土壌置き場, 駅より線量が低い.
1000000BqのCs137線源が1mの距離にあるとき0.08μSv/hの線量であることを鑑みればこのくらいでしょう.
※0.155uSv/hというのは足元に500万Bqのセシウム137があるということではありません.

さて, ここで重大な情報があります.
福島第二原発は見学不可でした.
事前にGoogleで調べたところ「営業終了」となっていたので自業自得なのですが...
つらいですね...



除染のために切り倒された杉
みなさんがよく見る杉はみな一様に丸いものでしょうがこの杉は....
放射線の影響ではありません.
杉が丸いのは一年に数回枝を落としているからです.
おそらくこの杉は30-40年以上手入れされていません.
林業の衰退が目に見えるようです.
もっとも, 林業のためではなく防風林として植えられたものかも知れませんが.



常磐線竜田駅方面を望む.
除染・造成工事がありとあらゆるところで行われており, いまやこれら復興関連工事なしに地域の経済は賄えないでしょう.
風評被害によって農業は壊滅しました.


放棄された水田の植物たち.
マンネングサの類かもしれません.
マンネングサは実に多様な形態を示すのでなんとも言えません.
全く違う植物かも.


楢葉北小学校, いわき明星大学のキャンパスに仮校舎を置いているようです.
いらない校舎があるならぼくに下さい.
いや, この校舎に戻ってこれるといいですね.



駅に戻ると線量が若干上がって0.182uSv/hでした.
雪の核に(雪は砂やホコリが核になって周りに水の結晶ができたものです)線源があるのでしょう.


駅に着くとちょうど14:46になろうとしていました.
楢葉町が黙祷を推奨するアナウンスをしたので若干ながら黙祷を.


これが正確には震災5周年最初の列車.
東京に帰ります.
また来年.



血迷ったぼくは...いわきで磐越東線に乗り換えて
キハ110系でいざ郡山へ
左側の席についたため, 小川郷駅を過ぎると夏井川が見えます.
夏井川渓谷は何と言っても....
圧 倒 的 渓 流 なのです.
よく広告に使われるような渓流がそこにあるわけです.
釣りができるようになったらまた来ようかしら...


横浜に寄って帰宅したのは24時過ぎ.
さんまフライなるものを食べてみます.
美味い...これはよいものですなあ